花様年華 the notes

【BTS防弾少年団】花様年華 the notes 和訳 3 August YEAR 22 석진ジンソク公開

投稿日:2018年8月9日 更新日:

【BTS防弾少年団】花様年華 the notes 和訳 3 August YEAR 22 석진ジンソク公開

新たに花様年華 the notesが公開されました。

現在「花様年華 the notes(ノート)」とは何かわかるようにまとめました。
また時系列ごとにもまとめていますので、「花様年華 the notes」についてわからない人も、把握しやすくなるかと思います。

ストーリー順に読みたいという方は下記を確認ください。
【BTS防弾少年団】花様年華 the notesの日本語訳(翻訳)・時系列・考察まとめ

2018年8月7日0:00 ピッタリにSNSにて投稿された花様年華 the notes。
かなりの長文となっています。

書き手はジン。
和訳はこちらです。

花様年華 the notes 3 August YEAR 22 석진ジンソク和訳

年号22 8月3日

僕は倉庫教室のドアを開けて中に入った。
真夏の夜、冷めていない空気中にカビやホコリの匂いが混ざっていた。

瞬間的にいくつかの場面が頭の中を横切っていった。

校長の靴が輝く姿。
ドアの外に立っていたナムジュンの表情、ホソクを無視して1人で帰ったしまった最後の日。

突然頭が痛くて寒気がした。
苛立ちや恐怖ともとれる複合的な感情が痛みのように押し寄せてきた。

体と心で感じられる合図は明確だった。
ここから抜け出さなければならない。

テヒョンが僕の気配に気づいたのか、彼は僕の腕を掴んだ。

「 ヒョンもう少し努力して下さい。ここであった事を忘れないで下さい 」

テヒョンの手を払いのけて、背を向けた。

猛暑の中をもう何時間も歩き続けた。

疲れ果てていた他の友達は、何を話していいのかも分からない表情で僕を眺めていた。

記憶…テヒョンが言った記憶というのは僕にとって意味のない話だった。

僕があんな事をしたとか。
僕にあんな事があったとか。
僕達が一緒に何かをしたとかいう話だった。

そのような事もあった。
そうしたような気もする。

しかし、記憶は理解や納得ではない。
経験は聞いて把握するものではない。

心の中、頭の中、魂の中に根を打ち込まなければならないのだ。

ところが僕にとってそこにある記憶というのは悪い事ばかりだった。
僕を苦しませ逃げ出したくなる事。

帰ろうとする僕とそれを止めるテヒョンの間でいざこざが起きた。
だけど、2人とも疲れきっていた。
殴るのも 避けるのも 止めに入ることすらも。

まるでドロドロした熱い液体の中で起きる出来事のように穏やかで重たかった。

テヒョンと僕の足がもつれたのは一瞬の事だった。肩が壁にぶつかるそう思った次の瞬間、僕は中心を失ってふらついた。

最初は何が起きたのか分からなかった。

立ち込めるホコリのせいで、目を開けることも息をすることも出来なかった。
とめどなく咳が出てきた。

「 大丈夫ですか?」

誰かの言葉で、僕が床に倒れてるという事に気がつき、体を起こすと壁だったところが崩れているのが目に入った。

その壁の向こうにとても広々とした空間があった。
暫くの間誰も動こうとはしなかった。

「どれ程に僕達がどれだけ多い時間をここで過ごしたか…」
誰かが言った。

壁の向こうにこのような所があるとは誰も想像する事が出来なかった。
だがあれはなんだ?
ホコリが宙を舞いガラガラの空間の中でキャビネットが一つ立っているのが目に見えた。

ナムジュンがキャビネットのドアを開けた。
僕が一歩近付いた。

そこにはノート1冊が置かれていた。
ナムジュンがノートを手にして最初のページをめくった。

瞬間に息を止めた。
古びたノートの最初のページに予想にもしない名前が書かれていた。

それは、父の名前だった。

ナムジュンがまた次のページをめくろうとするのを奪い取った。
ナムジュンが驚いた顔をして僕を見てきたが気にならなかった。

ページをめくってみた。

指の間で古くなったノートがパラパラとめくられた。
父の筆跡で書かれたノートは高校生の時、父親が友達といっしに経験した出来事の日記だった。

毎日の話ではなかった。
1ヶ月ずつ飛ばしていたり、血痕のようなものがこびり付いていたりして全部読めなくなってしまっているページもあった。

それでも知る事が出来た。
父は僕と同じ経験をしていたという事を…。

僕のように失敗や過ちを犯し、それを挽回しようと乗り越えようとしたという事を。

父のノートに書かれていたのは失敗の記録だった。

結局、父は放棄し失敗した。
記憶を消し、目を背け、回避した。
親しい友人すらも捨ててしまった。

日誌の最後のページにはインクが散った跡が真っ黒に残っていた。

インクは何も書いていないページにも、その次のページにも最後のページまでもが浸透していた。

そのシミが父親の失敗を代弁しているようだった。

時間かどれくらい経ったのだろうか、全ての感覚が薄れていく。

窓を越えて入ってくる風が涼しくなったのを見ると、一日の中で一番暗い時間の日が昇る直前だった。
ナムジュンを初め弟達はあちこちで座ったまま眠っていた。

頭をあげて壁面を見上げた。

ここのどこかに父の名前が書かれているのを見た事があった。

その下に、次のような文書が書かれてあった。
[ 全てはここから始まった ]

指先に何かが跳ね上がるような感じがありノートを掴もうとした瞬間だ。
インクが広がりインクの上に薄く文字が見えた。

窓の外にぼうっとした空気が感じられた。
もう少しで日が昇るようだった。

しかし、まだ夜が終わったわけではなかった。
夜でもなく明け方でもない時間だった。

暗闇と光が絡み合い真っ黒な染みの間から文字が微かに見えたノートには記載された事以上の記録を持っていた。

文字の上に、余白と空欄の間に父が忘れる事にした「父親が記録しない事にしたもの」がそのまま残っていた。

色あせてしまったが文字の癖はそのまま残り、指の下で父が経験した数多くの時間が、恐怖が、耐えられなさそうな絶望と微かな希望が渦巻いていた。

父の屈折した魂の地図がノートの上にそのまま残っていた。

ノートを閉じると涙がこぼれた。

暫くそのまま座りながら頭を上げると、弟達は依然として眠ったままだった。

一人一人眺めた。
もしかしたら、僕達はここに戻るべきだったのかもしれない。

ここから僕達の全てが始まった。

一緒に何かをする事の意味と一緒に笑う事の喜びを知った僕が犯した最初の過ちが、1度も自分の口で認めなかった最初の間違えが、開いた傷口のように残っていた。

この全てが偶然ではないだろう。
僕は結局ここに来なければならなかったんだ。

だからこそ、これまで犯した過ち、それによって経験した苦痛と苦悩の意味を見つけ、初めて自分の魂の地図を探す一歩を踏み出すことができるようになるんだ。

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